『グラン・トリノ』


製作年: 2008年
製作国: アメリ
収録時間: 117分
出演者: クリント・イーストウッド コリー・ハードリクト アーニー・ハー ビー・バン クリストファー・カーリー
監督: クリント・イーストウッド
製作: ビル・ガーバー クリント・イーストウッド ロバート・ローレンツ
脚本: ニック・シェンク




妻に先立たれ、孤独な生活を送っている老人・ウォルトは誰にも心を開こうとしない。そんなある日、隣家の少年・タオがウォルトのヴィンテージ・カーを盗もうとするが失敗し…




大好きなクリント・イーストウッド監督作。本作では主演も。彼は本作を最後に「もう積極的に役は探さない。いまの映画の役は、みんな若い役者向けに書かれているから。」と、実質的な俳優引退宣言を行った。今後は監督業をメインに活動すると。しかし後日「演じたい役があれば戻ってくるかもしれない」と、とりあえず引退は撤回してるけど、まぁ、ファンとしては寂しくなるね。


とにかく言葉が汚く差別発言が凄い。若い意見を聞かない頑固ジジイが、生き方に迷ってる少年に不器用だけど教えていくって話。昔は良かったとグラン・トリノを磨き、ピカピカの姿を見ながら酒を飲む。そのグラン・トリノがカッコイイこと。本当はフォード・トリノと言うが、生産されたある時期だけのをグラン・トリノと言ってたらしい。残念な事に本編ではエンジン音が聴こえない。聴きたければDVDの特典でエンジン音が聴ける。


あんな生き方は真似したくはないが、あんな人生の終わらせ方は素敵だけど真似は出来ないだろうな。とてもじゃないが勇気が出ない(^_^;)


許されざる者』や『ミスティック・リバー』もそうだったが、ラストまでは眈々と流れて、ラストに衝撃ってのが好きなのかな?それがまた良かったりするんだけど。久々に観終わって「面白かったー」っと唸ってしまった(笑)


採点 ★★★★★